大谷、背水の左撃ち!22打席ぶり“苦手”克服「打っていかないと打席に立たせてもらえない」(サンケイスポーツ)

エンゼルス9-3マリナーズ(10日=日本時間11日、アナハイム)米大リーグ、エンゼルス大谷翔平投手(24)がマリナーズ戦に「6番・DH」で出場し、5点リードの八回二死二塁で駄目押しの左前適時打を放った。対戦打率が1割台と苦しんでいた左腕投手から、5月18日(同19日)のレイズ戦以来、22打席ぶりの安打を記録し、4打数1安打1打点でチームの9-3勝利に貢献した。

 またも最後に見せ場を作った。5点リードの八回二死二塁。マリナーズの中継ぎ左腕、ロエニス・エリアス投手(29)が投じた94マイル(約151キロ)の外角球を逆らわず、左中間にはじき返した。

 「ヒットもそうですし、試合全体的に打線も良かったんじゃないかなと思います。普通にランナーをかえしたいなと思っていきました」

 二走が悠々と生還して、1打点。この日は4打数1安打1打点だったが、8日(日本時間9日)のドジャース戦では七回に代打で決勝弾を放った24歳が、駄目押しの一打でチームの勝利に貢献した。

 何よりも大きかったのは、開幕から苦しんできた左腕から安打を記録したことだ。ここまで右投手との対戦打率・330と比べ、対左では・118と極端に苦しんできた。「打っていかないと打席に立たせてもらえない」と相手先発が左の場合はスタメンから外れることもあった。

 左腕投手からの安打は5月18日(同19日)のレイズ戦で二塁打を放って以来、実に22打席ぶり。2014年に先発で10勝を挙げているエリアスとは今月4日(同5日)の試合でも対戦し、二ゴロに打ち取られていたが、「初めてよりは2回目の方が軌道もスピードも分かる。この間の打席が生きている」と持ち前の対応力を発揮した。

 試合後、大谷は右膝をアイシングした状態で会見場に現れた。7日(同8日)のドジャース戦で自打球を当てた右膝は万全ではない。試合がなかった前日9日(同10日)も患部にアイシングや超音波治療器によるケアを施し、試合に臨んでいた。

 それでも、四回には二塁左へのゴロで一塁へ全力疾走。記録は失策がついたが、全力プレーでエ軍ファンを喜ばせた。

 11日のマ軍先発は、今季はここまで9勝(5敗)を挙げている左腕のマルコ・ゴンザレス投手(26)がマウンドに上がる。

 「常にどうやったらうまくなるかなっていうのを、それはもう右も左も関係ないのかなと思うので、そこだけ考えて、今の打席よりも次の打席が良くなるように工夫してやりたいなと思います」と大谷。飽くなき探究心で、苦手を克服する。