錦織、日本男子85年ぶり4強ならず…ジョコに13連敗「常に走らされた」/ウィンブルドン(サンケイスポーツ)

テニス・ウィンブルドン選手権第9日(11日、英国・ウィンブルドン)男子単準々決勝で第24シードの錦織圭(28)=日清食品=は第12シードで元世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(31)=セルビア=に3-6、6-3、2-6、2-6で敗れ、日本男子で1933年の佐藤次郎以来85年ぶりとなる準決勝進出を逃した。ジョコビッチ戦は13連敗となり、通算2勝14敗となった。

 鉢巻きを外し、世界28位の錦織は足元の芝生に目をやった。勝負の流れが行き来する熱戦は、1-3でゲームセット。大きく負け越している世界21位のジョコビッチに、またもはね返された。

 「プレー内容は悪くはなかったが、やっぱり何かが足らないんだろうし、ジョコビッチを最後まで崩せなかった」

 自身10度目のウィンブルドン。股抜きショットや改良したサービスで元世界ランク1位を翻弄した。第2セットを奪い返したが、第3セットの第5ゲームでジョコビッチのサーブを攻めて40-0とブレークチャンスを得ながら、ショットのミスが重なって連続失点。このゲームを落とし、流れを手放した。

 4回戦で治療を受けた右肘にはテープが巻かれ、第3セット途中で薬を服用する場面もあった。痛みに耐え、鋭いリターンや今大会安定しているサーブで途中までは互角に渡り合ったが、力尽きた。「彼(ジョコビッチ)のショットで左右に振られて常に走らされた」と悔しがった。

 初の4強入りを目指すも敗戦。日本男子では、1933年大会の佐藤次郎以来85年ぶりとなる準決勝進出はならなかったが、ウィンブルドンで自身初の8強入りを果たし成長した姿は見せた。次戦はコートをハードに移し、7月末のシティ・オープン(ワシントン)に出場予定。今大会の収穫を胸に、再び世界のトップへと駆け上がる。